タイピング練習をやってみたものの、なかなかタイピングスピードが上がらない…そんな悩みを抱えていませんか?キーボードを見ずにサクサクと文字を打ちたい。そんなあなたの願いを叶える「タッチタイピング」のスキルがあります。
この記事では、タッチタイピングの基本から始め、効果的な練習方法、そしてスキルの維持と向上に至るまでを解説します。たった一週間の練習(スパルタ風味)で、あなたもタイピングの達人に近づけるかもしれません。さあ、今すぐにこの記事を読んで、タッチタイピングの世界への第一歩を踏み出しましょう。
タッチタイピングの基本
タッチタイピングとは何か?
タッチタイピングは、キーボードの各キーの位置を覚え、キーボードを見ずにタイピングする技術です。この方法を身につけることで、入力速度と精度が向上し、パソコン作業の効率が大幅に改善されます。初心者の方は、キーボードの「ホームポジション」(指が自然に置かれる位置)を覚えることから始めるといいでしょう。ホームポジションを基点として、指を適切に動かすことで、効率的にタイピングを行うことができるようになります。
タッチタイピングのメリット
タッチタイピングを習得すると、入力作業が格段に楽になります。キーボードから目を離して画面や原稿に集中できるため、入力ミスに気づきやすくなり、作業の質も向上します。また、適切なタイピング方法は手首や指の負担を減らし、長時間の作業でも疲れにくくなります。
音声入力やOCRなど、キーボード以外での入力方法も一般化しつつありますが、今のところパソコンを利用する上で、キーボードでの入力作業は主流であるため、タッチタイピングの習得には大きなメリットがあります。
タッチタイピングの練習方法
タッチタイピング練習における一般的な誤解と対策
タッチタイピング練習において、多くの初心者が陥りがちな誤解の一つが、「速くタイピングすることが最優先」という考え方です。しかし、初期段階では速さよりもキーボードを見ないでタイピングする癖をつけることが重要です。
キーボードを目で確認しながらタイピング練習をしていたら、中々タッチタイピングができるようにはなりません。まずはキーボードを見ないでタイピング練習し、タイピングミスを減少させましょう。これが初歩のタッチタイピングです。遅くても問題ありません。タッチタイピングを習得した上で、タイピング練習をすることで、自然と速くタイピングできるようになります。
Step01:準備
練習時間の目安は、1日 30~60分程度。1週間はがんばるってみましょう。1日の練習量が少ないと習得が困難になるため、毎日コツコツと練習することが大切です。
強制的にキーボードを見えないようにするために、段ボールで囲いを作ります。この方法は、ノートパソコンなどキーボード一体型の場合には不向きなので、デスクトップ型のパソコン推奨です。
1週間程度しか使わないので、家にあるもので適当に作ってください。手が入るスペースがあり、うっかりキーボードが見えなければ問題ありません。
タッチタイピングを練習する前に、かな入力かローマ字入力かを決めておきましょう。これは完全に好みの問題で、どちらを選んでも問題ありません。
個人的なおすすめは、ローマ字入力です。かな入力はローマ字入力に比べて半分のタイプで入力できるから早く打てる。という話を聞くこともありますが、濁音や半濁音、拗音や促音など、意外と複数のキーが必要になりますし、シフトを押しながら…とか結構指がつかれます。また英数字を入力することがわりと多いため、アルファベットのキーの位置を覚えておいた方が汎用性が高いと思います。私は当初、かな入力でタッチタイピングを習得しましたが、ローマ字入力を習得しなおして、今はローマ字入力しかしていません。
Step02:ホームポジションを確認する
「ちとしはまのりれ」とか「ASDFJKL;」が何のことかわかるのであれば、このステップは飛ばしても大丈夫です。キーボードが見えない状態で、なんとなくでいいのでキーの位置や使う指を確認しましょう。覚えなくても問題ないので時間をかける必要はありません。
1日の練習時間は30分程度で、1~2日程度やってみましょう。
工作した段ボールでキーボードを囲って、キーボードが見えないようにしてください。
タイピング練習のサイトでホームポジションの練習をしましょう。
Step03:タッチタイピングの練習
タッチタイピングの練習では、好きな曲の歌詞を1日に1曲分タイピングします。この練習もキーボードが見えない状態で行います。1日の練習時間は30~60分程度で、タイピングミスが激減するまでやります。個人差はありますが、目安は5日程度です。
速くタイピングする必要はありません。正確にタイピングすることを目標にしてください。最初は全然打てなくてイライラするかもしれませんが、耐え忍ぶことが重要です。意外と目的のキーの近くを打っているはずです。
タイピングミスが激減すると、キーボードを見ないでタイピングできます。ということは、タッチタイピングができるということです!(速くはないですが)
おすすめの歌詞で練習できるサイト
ローマ字が怪しくて打てない場合は、ローマ字表で確認する
タッチタイピングの維持と向上
早くタイピングする練習
早くタイピングする練習には、基本的にStep03と同じ内容で引き続き練習します。この段階では、多分キーボードを見ない癖がついているはずなので、段ボールの囲いは不要です。しかし、どうしてもキーボードを見てしまう場合は、引き続き段ボールの囲いを使用してください。
1日の練習時間の目安は30分です。スピードを意識する必要はありません。タッチタイピングに慣れることが目的です。頭で考えなくてもタイピングできるようになるまで練習します。結果として、早く打てるようになります。
タッチタイピングのスキルを維持する
タッチタイピングのスキルは、使わなければ衰えます。タイピングミスが増えたり、スピードが遅くなったりします。タッチタイピングを習得した後も、定期的な練習を通じてスキルを維持、向上させることが重要です。「最近タイピングミスが増えたかな?」と感じたら、タイピング練習サイトで2~3日練習しましょう。
まとめ|今日から始めるタッチタイピング練習
タッチタイピングは、キーボードを見ずに正確かつ迅速にタイピングする技術であり、パソコン作業の効率を大幅に向上させます。初心者はホームポジションから始め、段階的にブラインドタッチの練習を積むことが大切です。練習では、速さよりも正確性を優先し、キーボードを見ないでタイピングする癖をつけましょう。継続的な練習を通じて、タッチタイピングのスキルを維持・向上させることができます。今日から少しずつでも良いので、タッチタイピングの練習を始めて、パソコン作業の効率を改善しましょう。